「くわ」って漢字で書いて、というと、図のように書く人が多いですね。
小学校ではそのように教えているので、当然でしょうね。
ところで、ちょっと考えてみてください。この形、下部が書きにくくないですか?
(「そんなことはない」と思う人もいると思いますが、管理人はこの形は書きにくいと感じます。)
ここでは、小学校で教えられているこの字形についてツッコミを入れていこうと思います。 また、どう書くのがいいかについても記します。
そもそも、上の図のような書き方は、多少の無理がある書き方だと思います。
理由。
字の上部が大きいと、下部の「木」のタテ幅を狭くして書くことになります。
そうすると、左右の払い(「木」の3・4画目)を水平に近い角度で書く必要が出てきます。仮にそうしないと、ものすごくタテ長の字になります。
学校で習う形は、払いの角度がちょっときつい
(比較)ふつうの「木」。払いをこんな角度で長く書くわけですから、よっぽど気をつけて書かない限り、形がヘンになります(管理人の場合は)。
実際に手で書いてみればわかりますが、あまり書きやすくはないです。
それなら、と「木」のタテ幅だけでなく、ヨコ幅も狭くして書くと・・。 上部がはみ出る形になります。
払いは楽に書けるが、上部がはみ出ている
管理人としてはこの形は、上部を「木」が支えきれていない印象を受けます。
かといって上部をムリヤリ小さく書くのも、字がつぶれてちょっと読みにくいです。
結局、この字の「木」の3・4画目を払って書くのは、そもそも非合理的なわけです。
じゃあ、どうすれば書きやすく、かつ美しい(安定した)字になるか?
「木」はヨコ長なままで、3・4画目をそれぞれ点にすればいいのです。
「桑」はこう書こう
実際に書かれてきた形(古典に例がある形)は、みなどれもこの形です。実例は、書道字典を開けば見れます。
この字に限らず、下部に「木」がある字は、「木」の3・4画目を点で書くといいです。ラクに、キレイに書けます。
*ただし、「果」や「采」は、下部が「木」のままで書かれてきたようです。
上部がそれほど大きくないため、「木」のタテ幅はさほど小さくなりません。そのため、「木」の3・4画目を払って書けるだけのスペースがあるわけです。
特に「采」の左右の払いを点で書くと、管理人は「ちょっと点が多すぎかな?」と感じます。
(そのあたりは個々人の美的感覚の問題でしょうけど。)
とりあえず、迷ったら手書きの手本を見ることをおすすめします。 美しい手書きの字が載っている書籍はいろいろあります。自分が好きなものを選べばいいですが、「ポケット ペン字字典」などがおすすめです。
活字には活字の、「美しく見せるための字の作りかた」があります。
一方、手書きには手書きの、美しい書き方があります。
ですから、活字の字を手書きのお手本にするのはやめたほうがいいです。
そうではなく、手書きの形を知ることが大事です。
ちなみに、手書きの美しい形を普段から見慣れると、それだけでも字がきれいになることが多いらしいです。頭の中の、「○の字はこういうカタチ」というひな形(?)が変わるからです。
書きにくい字があったら、ぜひ手書きの形を調べてみてください。
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